《眷者の神童、キナン》で沢山マナを出すゲームに満足したので解体することに。
その前にデッキリストと解説を紹介する。
↓↓リストはこちら↓↓
《眷者の神童、キナン》デッキリスト(作成日: 2020/04/27)
https://tappedout.net/mtg-decks/26-04-20-zIG-kinnan-bonder-prodigy/?cb=1587959957

構築する際に意識したポイントを解説。


1. マナ基盤とCMC1以下のカード枚数調整
Turn2に土地2しかない盤面でキナンを着地させるプレイングはリスクしかない。
そのため、例のシミュレーターを使って初手にGU土地と「特定のカード」がマリガン1回以内で約90%の確率で揃うように枚数を調整した。
ここでの「特定のカード」は「CMC1以下の呪文」、且つTurn1に唱えたい呪文のことを指す。
このシミュレート結果に合わせてカードを選別した結果、土地とCMC1以下の一部の呪文の採用が決定した。



2. コンボと勝利手段
主なコンボは2つ。
《バサルト・モノリス》+αコンボ
キナンが紹介されてすぐ話題になったお手軽無限無色マナコンボ。
これに加えて《歩行バリスタ》、《トリトンの英雄、トラシオス》、《最高工匠卿、ウルザ》のいずれかが揃えば無限回起動して勝ち。
追加で《歪みの預言者》を採用しているリストもあるが、コンボ達成時以外に使いたいカードが他にいくらでもあるので非採用。

《潮吹きの暴君》コンボ
青単でも達成できる単純なコンボ。
マナファクトから有色無限マナを出してキナンを無限回起動→《トリトンの英雄、トラシオス》が着地して無限回起動で勝ち。
特にキナンの場合はマナファクトから追加マナを生み出せるので他のデッキよりも条件が緩い。

いずれも簡単に「勝ち」と書いたが、キナンは統率者ダメージボーナスを採用している悲しいルールにも対応することが出来る。
手順は以下の通り。
統率者ダメージボーナス達成勝利
1. 《トリトンの英雄、トラシオス》を何回も起動する(必要ない土地はデッキとして残す)。
2. マナファクト等から色を捻出、《潮吹きの暴君》着地からの有色無限マナ。
3. 《巨大猿、コグラ》着地。人間を戻す能力を使って相手のパーマネント全バウンス。
4. 《巨大猿、コグラ》と《永遠の証人》で毎ターン7枚のカウンターを構えつつ、《破滅の終焉》で無限のパワーを得たキナンで一人づつ殴って勝ち。

このようにして統率者ダメージボーナスは無限コンボに利用されるだけなので廃止してくれ。
百合子で優勝させてくれ。



3. 《出産の殻》型にした理由
どんな型であれ、cEDH環境で遊ぶのであれば《出産の殻》は必須カードだと考えている。
プレイしてみればわかると思うが、《バサルト・モノリス》で無色無限マナを出すのは容易い。
しかし、そこから勝ちまで繋げるのに少し手間がかかる。
《出産の殻》は無色のみで起動までいけるため、《バサルト・モノリス》を着地させるためにマナを残す必要がない。
着地後はキナンを生贄に《粗石の魔道士》→《歩行バリスタ》で勝ち。
コンボ未達成時でも各マナ域に仕事が出来るクリーチャーを散らしてあるので腐ることはない。

同じ理由で《バサルト・モノリス》から無色無限マナを出した後に相方をサーチ出来る呪文を多めに採用している。
《ウルヴェンワルド横断》なんかは少し珍しいのではないだろうか?



4. アドバンテージ稼ぎ
キナンは単体で息継ぎするのが難しいため、アドバンテージを稼ぐカードが必須となる。
《意外な授かり物》や《聖別されたスフィンクス》などをイメージして頂ければ良い。
リスト内で個性的なのは《自然の怒りのタイタン、ウーロ》だろう。
これは《直感》の採用をきっかけに追加した。
《直感》は組み合わせ次第で《バサルト・モノリス》にも無色無限マナのはけ口にもなれるため採用した。
このカードを採用するのであれば「カウンター+墓地に落としたいカード」運用をしたくなる。
そこで墓地に落としてもアドバンテージを稼げる《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を採用することにしたのだ。
幸いにもキナンのおかげでGGUUなんて楽勝で出せるし、墓地のカード5枚もそこまで難しくはない。
6/6というサイズも偉い。



他にも作り込みポイントはあるのだが、全てを挙げていると切りがないので解説はこのへんで。
質問等あれば気軽に聞いてください。
《むかしむかし》はいいぞ。

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